腹膜透析

腹膜透析について

腹膜透析とはお腹の中に透析液を入れて、自分の腹膜を使って
老廃物(尿毒素)や過剰な水分の除去を行う透析です。

簡単な操作は必要ですが御自宅や職場(清潔で静かな場所)で透析を行えます。
操作の手順に関しては、自分でできるようになるまで病院で十分な教育をうけることができます。

透析は毎日行います

循環動態の急激な変化がなく、ゆっくり透析を行うので、透析導入後も残っている腎機能(残腎機能)をより長く保つことができるという長所があります。
この治療を希望された場合、まず基幹病院で透析の導入を行います。その後は維持療法のため、月に1回の頻度で当院の外来へ通院していただきます。透析関連の合併症や他のご病気のため基幹病院への入院が必要になる場合も、常に基幹病院と連携し対応していきます。

残腎機能を保つことの長所

腎臓は「おしっこをつくる」という大事な働きを担っています。おしっこをつくることで老廃物(尿毒素)や余分な水分を体外に出し、電解質(ナトリウムやカリウムなど)や酸-アルカリバランスを整えます。

その他にも大切な働きをしています。

  • その
    1

    赤血球を作る働きを助け、
    貧血を防ぐ

  • その
    2

    血圧を適正に管理する

  • その
    3

    骨を丈夫に保つ

これらの働きは透析では補えません。そのため透析を始めた後も、残っている腎臓の働きを守ることが合併症を予防し、体調を保つために重要となります。腹膜透析はゆっくりした透析である分、残った自分の腎臓の働きも利用しながら行っていきます。なお、残った腎臓の機能を保護する意味で腹膜透析から透析を始めるという考え方(PDファースト)もあります。

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腹膜透析のしくみ

ヒトの体の中には腹膜というエプロンのような膜があり、ろ過する能力があります。腹膜透析では腹膜に囲まれた腹腔内に透析液を注入し、一定時間貯留します。その間に腹膜を介して血液中の老廃物(尿毒素)や余分な水分を透析液に移行させた後、その液を体外に出すことで血液を浄化します。透析液の出し入れはカテーテルという細くて柔らかい管を用います。

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